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2005年2月2日(水)〜5日(土)

 
志賀高原スキー場MAP

 
1.はじめに

 昨年、35年ぶりに志賀高原で滑り、すっかりその魅力に取り付かれてしまった。 結婚して上の子が3歳のときから毎年家族でスキーを楽しんできた。 いろんなスキー場で滑りたいと思い毎年スキー場を変えてきたが、志賀高原は 関東からの近場では、一番スケールが大きいスキー場だと思う。 何しろ21ものスキー場が集まっているため2〜3日滑ったくらいでは飽きることが無い。 しかも雪質も良く、とっても素晴らしいスキー場だ。大学生の息子に話をしたら 行ってみたいと言うので久しぶりに一緒に行くことにした。

 
2.事前準備
(1)ホテル予約
hotel

 昨年宿泊した「志賀パークホテル」は1泊リフト券付で一万円(税別)と安くて良かった。 でも同じホテルではつまらないと思いWebで検索してみたら、 同様にリフト件つきの宿泊プランをやっているホテルがあった。 それは、「志賀パークホテル」の前に立つホテルで 「ホリデープラザ志賀高原」だ。 1泊2食・リフト券付で¥9200(税込)しかもスキーやウェアーは無料で貸してくれる スノーボードは¥1000/1日)。リフト券が¥4500/1日券、¥8500/2日券なので かなりお得だ。早速予約を行った(10月18日)。

(2)高速バス予約

 今年も昨年同様安くて便利な 高速バスで行くことにした。 座席は全席指定で1ヶ月前から予約受け付けを開始する。そのため1月8日にインターネット予約を行った。 チケットは代金引換で近くのコンビニで受け取ることができとても便利だ。 料金は新宿駅⇔長野駅の往復で¥7200。 受け取ったチケットを見たら座席は最前列だった。


3.2月2日(水)・1日目
 
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 朝6:30に自宅を出発し、京浜急行の上大岡駅に向かう。上大岡はまだ7時前にもかかわらず通勤客で一杯だった。 予定通り出発50分前の8:00に新宿の高速バスターミナルに到着した。 京王高速バス(写真左)はトイレ付きのきれいなバスだ。乗客は20人くらいで平日にしては多い方だ。

道路は平日にもかかわらずさほど込んでおらず、高速バスは新宿駅→山手通→目白通を経て順調に関越高速に乗った。 途中横川のSAで15分の休憩を取った。碓氷峠はすぐそこだ。バスを降りると山を越えてきたと思われる雪が舞っており 気温もかなり低く雪国が近いことを感じた。

その後上信越自動車道に入り、長野インターで降りると雪が降っており、道路には雪が積もっていた。 長野駅に予定の11:30に到着した。 ここからは路線バスに乗り換え、1時間30分かけ志賀高原に向かう。 長野駅11:40に出発するバスもあるが、早く到着してもホテルにチェックインできないため、 次の14:00のバス(写真右)に乗ることにし、それまで昼食をとることにした。

P1010011  長野駅に来た時に良く行く「福建采館・東口飯店」へ行った。 人気店のため、昼食時に行ったりすると待たされることがあるが、この日はまだ12時前のため席はあった。 チャーハンと海鮮五目麺を食べたが味は落ちていなかった。昼食時のためサービスに前菜のサラダと食後のコーヒーがついた。 この味・雰囲気でこの値段は東京では出来ないだろうと思った。

← サービスの前菜サラダ

長野駅を出発した路線バスは、須坂長野東インターから上信越自動車道に乗り、次のインター信州中野で降りた。 高速を降りると雪はさらに多くなり、道路の両側の雪壁は高くなっている。昨年来た時は道路に雪はなく、 バスがチェーンを着けたのはサンバレースキー場のちょっと手前だった。ところが今年はだいぶ手前の上林温泉で チェーンを着けた。

雪道でチェーンを着けるのはちょっと大変だ。バスの運転手は何分でチェーンをつけるのだろうかと思い時間を計ってみた。 なんと5分でチェーンを着け終わったのには、流石プロは違うと感心してしまった。

ホテルは高天ヶ原バス停のまん前にあった。部屋は2階角部屋の225号室。バストイレ付きで12畳の和室だ。 バスタオル、ハンドタオル、歯ブラシはついているが浴衣はついていなかった。

翌日使うスキーとスノーボーを借りに地下1階へ行った。通常スキーは無料だが、カービングスキーは¥1000/1日だ。 ところが、妻の背丈に合う普通のスキー板がない。そこでカービングスキーを無料で貸してくれた。

yokujo 部屋に風呂はついているが、やはり大浴場が良い。大浴場のないホテルはちょっと不満だ。 大浴場が温泉ならばもう言うことはない。ここのホテルは無色透明の硫黄単純泉だ。温度は42度でちょうど良い。 サウナはついていないが洞窟風呂という半露天風呂があり、なかなか風情があってよかった。→

夕食は1階の食堂で17:30からだ。かなり大きな食堂で300名くらいは入れそうだ。 この日の宿泊客は30人くらいで広い食堂もちょっとさびしげだ。
P1010018 従業員はもっぱら近所の主婦が中心で、年齢も30代から60代まで様々だ。 料理ももっぱら家庭料理が中心で豪華さはないが、値段を考えればまあまあと言ったところだ。 食事が終わった後は19:00から日本TVの「笑えてこらえて」をみた。テレビ番組はチャンネルが違うものの ほとんど横浜と変わらない番組をやっていた。最近は地方のテレビも進化したものだ

← お酒のつまみは生ハムのマリネ・ホタテの刺身・白身魚のフライ・湯豆腐など


4.2月3日(木)・2日目
 
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 朝5:00に起床し温泉に入りに行った。外はまだ暗いが、雪が降っていて風もある。晴れの望みは断たれたようだ。 朝食を終え支度し9:00にゲレンデに出た。ゲレンデ上部は雪でかすんで見えない。 気温は−10℃で風もあり、最悪のコンディションだ。

滑っていても雪で視界が遮られ斜面の凹凸が良く分からない。 とりあえず焼額山ゲレンデへ行こうと高天ヶ原・タンネの森・一の瀬ファミリーを滑っていった。 天候が悪いにも関わらず結構スキーヤーがいる。 それもゼッケンを着けた高校生の団体だ。インストラクターを先頭にレッスンを受けている。 学校の課外活動で来ているようだ。

その後一の瀬ダイヤモンド・山の神スキー場を滑ってやっと焼額山第2高速リフトについた。 焼け額山スキー場は空いていた。と言うのも高校生の団体がいないのだ。 さらに斜面の向きが違うせいか高天ヶ原・タンネの森・一の瀬ファミリーのように風が強くない。 雪が降っていて視界は悪いが、風が無いぶん体感温度はずいぶん暖かい。

P1010021 それでも2時間も滑っていると指先や足の先が冷たくなり、痛くなってきた。 いつものように西武ホテル西館のレストランで休憩を取った。 まだ昼前と言うこともあり、800人は入れる 「ウエストサイド」 に客は10人くらいしか居なかった。

ホテルに戻ったのは4:00PMごろだった。 温泉に入り夕食を食べに食堂へ行った。 ビールと冷酒を飲みながら食べていると急にお腹が痛くなった。 慌ててトイレに駆け込んだら下痢だ。しかも下痢が止まらない。トイレを出ようとすると又出そうになり入りなおす。 食べたものが悪いのかと思ったが、下痢をしたのは私だけだ。

部屋に帰っても下痢は止まらない。 ここで持ってきた正露丸(下痢止め薬)を思い出し、飲んだら下痢は止まったがお腹も痛いので早々に寝てしまった。 旅行に行くときは、いつも一通りの薬(風邪薬、乗物酔薬・正露丸・頭痛薬)と体温計は持ち歩いているが、 本当に役立った。


5.2月4日(金)・3日目

 翌日目がさめたら下痢もお腹が痛いのも治っていた。薬が効いたらしい。とりあえず一安心だ。 外を見たら雪は降っているが、昨日に比べると小ぶりだし、風も無いようだ。 昨日と同じ9:00過ぎにホテルを出てゲレンデに向かった。

P1010029 昨日と同じように焼け額山スキー場へ行こうと高天ヶ原・タンネの森を滑っている途中で ザックをホテルに忘れたことに気が付いた。 ザックには財布があるためこれが無いと昼ご飯が食べられない。 妻と息子を先に行かせ西武ホテル西館のレストラン「ウエストサイド」で待ち合わせることにした。 実はこのとき戻って追いかけても追いつくと思っていた。ところが思わぬ落とし穴があった。

ホテルに戻って時計を見たら9:50分だった。急いでザックを担ぎ一本目のリフト、 ホテル目の前の高天ヶ原クワットリフトに乗る。 このリフトは降りたところからタンネの森を滑らずにショートカットして一の瀬ファミリーまで行けるのだ。 ところが頂上に立ってみたら雪が多くて連絡通路が無い。せっかく上まで上がってきたのに無駄骨だった。 仕方が無いので、タンネの森・一の瀬ファミリー・一の瀬ダイヤモンド・山の神スキー場と滑り降り、 やっと焼額山第2高速リフトについた。後はこのリフトの終点から滑り降りるだけだ。

ところが滑り降りたところは西武ホテル西館ではなく、西館から1Kmほど離れた南館だった。 どうやら途中で道を間違えたらしい。もう一度リフトで上まで上り西館へ行かなければいけない。 方法は焼額山第2高速リフトか焼額山第2ゴンドラがあるが、 第2高速リフトの方が距離が短いぶん乗車時間も短いし滑り降りる時間も短い。。 ところが運が悪いことにそのリフトは止まっていた。仕方が無いので、第2ゴンドラに乗車した。

第2ゴンドラは距離が2120mあり、時間も8分くらいかかる。このゴンドラは焼額山2009mの頂上まで行くため 当然滑り降りるにも時間がかかる。時計を見たら既に10:30を回っている。気持ちはあせるばかりだ。

ゴンドラを降りるときに係員に西館への道順を聞き一気に滑り降りた。ところがどこでどう間違えたのか降りた先は また南館だった。このときの気持ちは本当に落胆した。西館では妻たちが既に1時間近く待っているはずだ。 もう一度滑るにしても西館にいける保証は無いし、仮に行けたとしてもまだ30分はかかるだろう。

運が悪いことに第2ゴンドラの乗車客が増え並び始めている。 何とか連絡だけでも取りたいと思った。 ところが我々夫婦は携帯電話を持っていない。 息子は持っているがあいにく電話番号が分からない。 意を決して西武ホテルに助けを求めた。

P1010033 ホテル南館のフロントに行き事情を説明し、西館のレストランに居る妻を呼び出してもらった。 5分ほどで連絡がつき、ホット一息ついたところで、フロント担当者は西館まで車で送りましょうかと言う。 このときは本当にうれしかった。いっぺんで西武ホテルが好きになった(笑) マイクロバスで送ってもらい西館に着いたのは11:00だった。

西館に着いたときは、気持ちの焦りと休まず滑ってきたのとで汗びっしょりだった。 お昼はお世話になった南館2Fにある 「レストラン水芭蕉」で食べる事にした。 ヒレかつカレー(¥1300)と豚キムチドン(¥1050)はとても美味しかった。


6.2月5日(土)・4日目

 今日は帰る日だ。 朝5:00に起き大浴場に行こうとして外を見たら、雪がかなり降っており風も強く天候が悪い。 駐車場を見ると昨日までとは様子が異なり観光バスや乗用車で一杯だ。 そう言えば今日は土曜日だ。

フロントデスク前のソファーには夜中に到着した若者だ数人寝ていた。 10:20の長野駅の路線バスに乗るため10:00にチェックアウトしたときも天候は変わらず 気温−10℃、風・雪とも強く視界は100mくらいとかなり悪い。 それでも週末を楽しみに来たスキーヤーでゲレンデは混雑している。

バス停は隣のホテルの正面なのでホテルの玄関内で待たせてもらうことにした。 玄関内のドア越しにバス停を見ると、既に若者のカップル二人がバスを待っている。 ここからもバスが来るのは分かるので、外で待たなくても良いと思うのだが、−10℃の強風の中で待っている。

スキー靴を履き、スキーを持っているので恐らくスキー場を移動するシャトルバスを待っているようだ。 悪天候のためバスは遅れているようで、結局長野行きのバスが来たのは10:30だった。 急いでホテルを飛び出しバス停に向かったが、やはりカップルの二人はそのバスには乗らなかった。

若者二人は既に30分近く待っていることになる。ちょっと後ろ髪を惹かれる思いでバスに乗車した。 バスが山を下り、蓮池スキー場まで来ると天候はうそのように晴れており風も無い。 高天ヶ腹は標高も高く風が強いが蓮池は標高が低く地形的な関係もあり余り風は吹かないと聞いていたが 全くそのとおりだった あの天候では恐らくスキーはまともに出来ないだろう。それを知ってか雪の中シャトルバスを待ってこちらに移動した 若者カップルは賢明だ。。

バスは11:40に長野駅に到着し14:00発新宿駅の高速バスが出るまで昼食を取る事にした。 ここも長野駅に来たときは良く行く西口のイタリアンレストラン 「カプリチョーザ」へ行った。 昼前で空いていたがすぐに満席になってしまった。やはり人気店だ。スパゲティとピザを食べたが美味しかった。 ランチサービスにサラダと飲み物がついた。

P1010035 その後まだ時間が30分ほどあるので、駅近くのミスタードーナッツで時間をつぶすことにした。 高速バスは来た時と同じ横川のSAで一度休憩を取り、新宿についたのは17:30、横浜の我が家についたのは19:00だった。


7.費用概算
     
 今回のスキーで要した費用は以下のとおりとなった。スキーはやはり天候がすべてだ。 いろいろ地元の人に聞いた限りでは今年は特別雪が多く天候が悪い日が多いそうだ。 3月になると天候も安定するそうなので来年以降は3月にしようかと思っている。

交通費 \34,200 23% 3人分の高速バス・路線バス・電車代
宿泊費 \81,300 54% 3人3泊分のリフト代込みの宿泊費
昼食代 \30,000 20% 4日分の昼食・お茶・お菓子代
宅配便代 \5,000 3% トランク1個とスノボーの往復宅配料
合計 \150,500 100% 今回の旅行で要した3人分の総費用
- \50,200 - 1人当たりの費用



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