無駄と分かりつつ、いろんなことをしました。できうることのすべてをやったのでしょう。
それでも何の反応も示さないドラえもん、泣くことをやめ、何かしらの反応をただただ、
だまって見つめ続ける少年のび太。
当然ですがポケットに手を入れてみたり、スペアポケットなんてのもありましたが動作しないのです。
そして、なんで今まで気付かなかったのか、のび太の引き出し、そう、タイムマシンの存在に気がつくのです。
ろくすっぽ着替えず、のび太はパジャマのまま、22世紀へとタイムマシンに 乗り込みます。
これですべてが解決するはずが...。
のび太は、なんとかドラミちゃんに連絡を取り付けました。
しかし、のび太はドラミちゃんでもどうにもならない問題が発生していることに、
この時点では気が付いていませんでした。いえ、ドラミちゃんでさえも思いもしなかったことでしょう。
「ドラえもんが治る!」、のび太はうれしかったでしょう。
せかすのび太と状況を完全には把握できないドラミちゃんはともにかくにも20世紀へ。
しかしこの後に人生最大の落胆をすることになってしまうのです。
動かないお兄ちゃんを見て、ドラミちゃんはすぐにお兄ちゃんの故障の原因が分かりました。
正確には、故障ではなく電池切れでした。
そして電池を交換する、その時、ドラミちゃんはその問題に気が付きました。予備電源がない...。
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